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緑内障は鍼灸施術で治る?(1/3)

今回のブログは緑内障について鍼灸師歴約30年の私の考えであり前半はがっかりする事を書かせていただいています。

後半は、当院での症例を交えながら希望を持てる話が出来ると思います。どうか読まれるなら最後までお付き合いください。

 当院の眼科系鍼灸への問い合わせは緑内障、複視、黄斑変性、眼瞼下垂、飛蚊症、眼の充血、ドライアイ等あります。中でも中途失明原因第1位の緑内障に対する問い合わせが1番多いです。

その内容は多岐に渡りますが眼科での検査、治療を受けているが、状態が思わしくない。眼科医に手術を勧められた。どんどん悪くなっていく等々。

 そこで、西洋医学以外の東洋医学ならなんとかならないか?と考えHPを見て当院に問い合わせをされる方がほとんどです。中には飛行機で移動する距離に緑内障が治せる先生がいると言われる方もいます。

 私も気になりHP等で調べてみますが、鍼灸師として冷静に判断させていただくと微妙な感じの言い回しが、パニックになっている患者様には完全に治る!と見て取れてしまうのではないでしょうか?

 稀に急性の眼圧症状で一時的な視野欠損が改善される事も理論的にはあると思います。しかし、時間をかけて少しずつ失われた視野は、残念ながら東洋医学(鍼灸治療)でも劇的な改善は無く、緑内障に効く特別なツボもありません。

 視力を失うという人生最大?の出来事でパニックになり世界中(日本中)魔法使いを探したくなる気持ちも理解できますが、100Mを5秒台で走る人間がいないように医療業界にも常識を覆す魔法使いはいません。

 鍼灸師としてキャリアを積んでくると自分が魔法使いの様な錯覚を起こす事が多々あります。15年位前、私も例外ではありませんでした。そんな時、緑内障の患者様が来院されました。

 患者様の自覚症状の改善は施術者の私も驚く程でした。10回目の施術では頭痛、頸肩こりが改善され、視界が明るくなり欠損部のもやもやも取れ日常生活もかなり快適に過ごせると言われ、この調子で視野欠損が完全になくなるといいですね・・と言ってしまいました。

 後で思えば、その言葉は患者様には完全に治る!と聞こえたと思います。

 患者様は喜びながら眼科受診の日を迎えましたが、検査の結果、変化は殆ど無いと言われ、かなり落胆されて来院されました。そして、その来院が最後となってしまいました。

 施術者としてもう少し改善できるという思いもありましたが、信頼し通院された患者様を結果的に落胆させてしまった事は事実で、今でも申し訳ない気持ちと、自分が思っている以上に緑内障を患っている患者様は、症状に対し不安にかられ精神的に不安定になっていることを痛感しました。

 それ以来緑内障の患者様に治癒や治る等過剰な期待を抱かせる言葉は使っていません。

 緑内障は鍼灸治療で治る3/2へ続きます。

 

 

緑内障は鍼灸で治る?(2/3)

内障は治る2/3は緑内障に対する当院の考え方と施術について書かせていただきます。

 緑内障と言えば日本人の失明原因第一位ですが、その病状、進行速度や高度の補正能力によりかなり進行しないと通常の生活の中では自覚しづらく、初期に自分で気が付く事はあまりありません。

そして、一度失った視野は戻らない。治療法はとにかく眼圧を下げる事、点眼薬、レーザー治療、手術が主な治療で他にエビ

デンスレベルの高い代替え医療は無い?また、正常な眼圧でも緑内障を発症(正常眼圧緑内障が圧倒的に多い)し、正常眼圧緑内障でもやはり眼圧を下げる治療を行い視神経への圧力、負担を軽減する事を

目的とした治療が基本です。(近年星状神経節ブロック、近赤外線療法で血管を拡張し血流を上げる今までと違うアプローチも行われているようです。当院でも鍼や手技を使用して血流を促し施術効果を上げています)

 視神経の耐性は社会環境、年齢、体質等によりかなりの差があり、眼圧が正常値を超えていても発症しない人もいれば、正常眼圧内でも発症してしまう人もいます。

緑内障で当院に来院されている患者様にみられる特徴は、頸部(首)、肩~背中の筋拘縮と頭痛、頭重感、目の周りの筋肉が硬い(コワバリ)、特に首から上(上半身、下半身も含む)の血液、リンパの循

環が悪くドライアイ、眼瞼下垂、むくみ、眼精疲労、眼の充血(点眼薬使用によるものもあります)と多くの方が35℃~36℃前半の平均より低い体温です。

社会環境では仕事上又はプライベートでパソコン、スマートフォンを長時間使用し、睡眠時間が短く、運動不足です。一般的には房水の循環を意識した点眼薬や物理的な手術を行いますが、当院では、房水の

循環障害と首から上の循環障害、その物理的障害になる頸部、背部の筋硬結、循環に適した適正体温、目の回復に必要な栄養の吸収促進、そのための腸内環境の改善、眼の使用頻度に釣り合わない運動不足を改善する事で、予防、改善が出来ると当院では考えています。

 当院での眼科緑内障の治療は、ストレス、自律神経、腸内環境を整えビタミンA,B群、C、E,カルシウム、コラーゲン、コンドロイチン硫酸等、視神経や目の回復に必要な栄養素を効率よく吸収できる

ように(疲労、自律神経バランスの乱れ、ストレスによる腸内適正温度以下になる冷えでは、いくら栄養を取っても効率よく栄養が吸収できません)腹部と背部の関係するツボと、その補助に上下肢のツボ

にも灸頭鍼、灸施術、頭部、顔面部(目の周り)にお灸、鍼、温灸器を使用します。積極的にお灸を取り入れる事で、基礎体温を上げ全身の血液、リンパの循環を適正にして、頸部(首肩)から上の循環悪

化の物理的原因の頸部の過剰な筋緊張は手技を使ったストレッチも併用し改善する事で、毛様体から水晶体、角膜等に酸素や栄養を供給しシュレム管から静脈への房水循環の前後の、血液循環を適正化します。

さらに代謝を上げて循環に最適な適正温度にして、目の周りを中心に全身の状態を整え眼圧低下・視神経の耐性を上げる事を目的としています。次回は実際に緑内障の治療で当院に通院されている患者様の症例をもとに考察を書かせていただきたいと思います。

※眼科鍼灸のページ内でも写真入りで分かりやすく書いてあります。ここをクリックして下さい。

 

緑内障は鍼灸で治る?(3/3)

緑内障アンケート結果緑内障は鍼灸で治る最終回です。

当院に緑内障で通院せれている症例をまずはみて下さい。

症例

そして緑内障で通院して頂いている患者様のアンケートもご覧下さい。

最後に眼科での視野検査での症状の改善(視野検査の結果)をご覧下さい。

視野検査での症状の改善、その後3年後の視野検査結果、VFI,MD値の変化はこちらをご覧ください。

※上記の青字アンダーラインをクリックして下さい。

いかがでしたか?緑内障といえば、まず失明の心配をして、将来の生活が恐ろしくて想像も出来ない。不安で、時間があると色々と調べ更に不安がまし、絶望していませんか?

当院にもそういった患者さまが多く見えます。不安から睡眠障害、うつ症状になり心療内科に通院している方も多くいます。私ども町の鍼灸師がいくら言葉を発してもそのストレスは取れません。しかし、

白いモヤモヤが薄くなって来た!クリアに見えるようになった!眼圧が安定してきた!目が疲れなくなった!視界が明るくなった!目が軽くなった!眼痛がとれた!等々緑内障、緑内障に付随する症状の改

善を他覚・自覚する事で将来の不安感が相当改善されます。鍼灸施術(当院では)は、目だけにとらわれず全身施術です。眼症状だけではなく体調も改善されるので、緑内障と診断された時よりQOLは改善します。

残念ながら失った視野は戻りません。しかし、完全に壊死していない(仮死状態)視神経は、まだ改善の余地があります。視野検査でもMD値が良くなり、欠損部の改善も症例で多くあります。

壊死してしまった視神経・視野は戻りませんが、きちんとケアをすれば、症例、アンケートの患者様のように不安感が軽減され、緑内障と診断された時よりも快適な生活を取り戻せると思います。

鍼灸施術は基本的に副作用がありません。緑内障と診断を受け、絶望的に落ち込んでいる方、鍼灸はプラスこそあれマイナス要素はありません。一度眼科を専門に扱っている鍼灸院が近くに有れば相談して

みてください。私も含め不安な気持ちを100%理解は出来ません。しかし、想像し寄り添う事は出来ます。不安で涙を流す患者さまが、笑顔になる!鍼灸師としてこれ以上のやりがいはありません。

このブログを最後まで見てくださった皆様が、ベストな鍼灸師と出会い少しでも不安が無く前向きな社会生活だ送れるように願いブログを終わらせていただきます。

 

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2024年 スタッフ募集のご案内

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2024年4月1日
4月のお休み案内
14日・28日の日曜日はお休みです。

7日・21日の日曜日と29日(昭和の日)は、朝9:50より受付を開始させていただきます。
 

認定薬剤師より

緑内障で悩まれている患者様へ
私が勤務している薬局には、緑内障の
治療でおかかりの患者様が大勢いらっしゃいます。
緑内障は、進行すると視力を失う可能性のある疾患であり、深刻な面持ちで、私ども薬剤師に相談してくる患者様も少なくありません。
 

患者様施術後アンケート

眼科系・心療内科系・神経内科系のアンケート・症例もご覧下さい。
同じ様な悩みを抱えて、鍼灸施術を受けた感想等多くの症例があります。

院長ごあいさつ

大内 民司

緑内障・複視・黄斑変性・眼瞼下垂・けいれん・眼精疲労眼科疾患に付随
する頭痛頭重感、パニックなどを長く扱っている院です。様々な不安をお聞かせ下さい。長年の経験、実績から最善の提案をさせていただきます。

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