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緑内障鍼灸

緑内障とは何らかの原因で視神経が障害されて視野が狭くなる疾患です。緑内障では一般的に自覚症状はほとんどなく、両目

で見ることにより補われたり、目を動かすことにより気付かないことが多く、知らないうちに病気が進行していることが多く

あります。現在日本人の中途失明原因の1位となっています。

 

緑内障は眼球における房水の流出路が障害されて起こると考えられています。目の中には血液のかわりとなって栄養などを運ぶ、房水とよばれる液体が流れています。房水は毛様体で生成されてシュレム管

から静脈へ排出されます。隅角はその経路の一部であり、緑内障にとってとても重要な場所です。眼の形状は房水の圧力によって保たれていてこれを眼圧といいます。緑内障はその眼圧が上昇する圧によって

視神経が障害される疾患で

原発閉塞隅角緑内障
虹彩の根もとが前に押し出されて隅角が狭くなり、房水の流出が悪くなって眼圧が上がります。急性型と慢性型があり、急性型は眼圧が急に上がった状態で眼痛とともに頭痛や吐き気や重い症状では、嘔吐などが見られる事も有ります。

 

原発開放隅角緑内障
隅角は狭くないが、その機能(線維柱帯)が悪くなり、房水の流出が障害されることにより、眼圧が高い状態が続いて、視神経がゆっくり障害されていきます。

 

正常眼圧緑内障
眼圧は正常範囲(1021mmHg)であるが、視神経が障害されて視野の狭窄が見られるものをいいます。視神経の障害を起こさない眼圧には個人差があり、人によっては低い眼圧でも視神経障害を起こすことがあります。日本では約6割が正常眼圧緑内障です。眼圧が正常であること以外は原発開放隅角緑内障と同じ症状が現れます。

 

続発緑内障
ぶどう膜炎、ステロイド薬の長期点眼、外傷、眼内腫瘍、網膜疾患などでも緑内障の症状が起こる場合があります。

 

先天緑内障
隅角の形成不全による房水の流出障害で起こります。

緑内障についての東洋医学的考え

中医学では五臓六腑のは目に開竅するといわれており、目の疾患は肝機能の障害が深く影響していると考えられています。肝血が不足してしまうと視覚の異常や運動系の異常などがみられます。

また中医学では緑内障は瞳孔の疾患と考えられていて瞳は五臓六腑でいう腎に当てはまります。よって緑内障は肝が最も深く関係していますが、腎の疾患でもあります。また肝と腎は相互に依存しており、

互いにとても深い関係にあります。当院の緑内障、眼科疾患の考え方施術は眼科系鍼灸・下のリンクで詳しく書いていますので、時間がある方は見て下さい。

 

緑内障に対する当院の考え方・施術

緑内障治療のメインは、眼圧を下げる事です。点眼薬、レーザー治療、手術は全て眼圧低下を目標にしています。

東洋医学ではどうでしょうか?残念ながら目の疾患に良いとするツボはありますが、緑内障、黄斑変性などとは書いていません。

考え方としては、悪い所は血液が滞り、悪い状態の血液(於血・おけつ)となり、更に滞りが悪化して重症化してしまいます。

その状態を鍼やお灸で直接、又はツボを刺激し症状を改善していきます。西洋医学でも緑内障に罹患している人の視神経周りの毛細血管が萎縮していると専門医の先生が書かれています。

毛細血管が萎縮すると、血流が悪く循環障害が起き栄養(酸素を含む)が不足し、老廃物の排出が上手く機能しなくなり、そして視神経の耐性も落ちて正常な眼圧であっても視神経が障害されていると考えます。

 

例)冬場に唇やかかとが荒れ、時には切れて痛い思いをした事があると思います。しかし、夏に荒れたり切れたりすることは、特殊な場合を除いて殆どありません。何故でしょうか?

冬場は、寒く毛細血管が寒さで萎縮し栄養が十分に行き届かずに荒れや切れが起こり、夏場は温かさにより毛細血管がきちんと機能し十分な栄養分が届き荒れや切れが抑えられます。

 

視神経の耐性も血液循環を整えれば、本来持っている抵抗力(耐性が上がり)が発揮され多少の眼圧上昇には耐えられるのではないかと考えています。但し、既に壊死している視神経は、残念ですが回復しません。しかし、残っている視神経の耐性を上げる事は可能と考えています。

 

当院に通院されている方は、まぶしさ、暗さ、モヤモヤ、見えずらさ、クリア感、目の周りの凝り感や重さ点眼薬の副作用からくる充血、目の周りの肌荒れを訴えています。それら視野欠損以外の症状も血流循環を改善する事で改善されています。また調節機能も改善します。


緑内障は進行性で毎年悪化していく不安を抱えている患者様も各症状が改善されることにより、緑内障と診断を受けた時よりも状態が良くなり、目に対する将来の不安ストレスが改善されて、診断を受けた日よりも快適な生活を送っています。

 

目の循環障害にはもう一つ物理的な循環障害も有ります。通院患者様のほとんどが首肩こりを訴えています。首肩こりがあると首を軽く締められている状態になり、血液は行くが、上手く戻らない状態で循環障害をおこします。

この状態は首から上の血圧を上げ眼圧にも影響します。

当院では、目の周りに施術をする事はもちろん、全身にも施術をします。

視神経周りの血流を改善し視神経の耐性を上げる事を当院は目指していると書きましたが、血流を改善するだけでは不十分と考えています。

 医科でも栄養のバランスを良く取り、ストレスを溜めずに睡眠時間をきちんととりましょう。そして、身体を適度に動かしましょう。とアドバイスをされています。

また、医療関係者や友人の勧めでサプリメント・各種ビタミン剤を取り入れている方も当院では多くみられます。

 眼に良いとされる各種ビタミン、例えば抗酸化作用があり目にいいとされるACEや眼精疲労に効果が期待できるビタミンB群、

サプリメントでも良く使われるルテイン・ゼアキサンチンはこのブログを見ている方は良く目にすると思います。これらは目から取り入れているわけではありません。

 栄養の吸収は主に小腸からです。便秘、下痢、冷え等があれば吸収力も下がります。緑内障に罹患し強いストレスを受けている人は更に吸収率が下がると思われます。

食事やサプリメント(補助栄養食)を適正に取っていても、消化・吸収力が低下していれば、期待した効果が得られにくいと考えており、当院では栄養の吸収、排泄に力を入れています。

目だけではなくお腹や背中その補助として上下肢の消化・吸収に効果があると言われているツボを症状・体調・体質に合わせて最適な鍼灸施術プログラムを組み立て、きれいで(老廃物を排除し栄養・酸素をしっかりと取り込んだ)状態の良い血液の循環を目的に施術をさせていただいています。

 

 

負圧をかけて筋を強制的にほぐし、血流障害を改善します。鍼灸施術と合わせる事でより効果が出ます。          

眼圧低下作用のある点眼薬を同じように使用しても、効果が出る方、思わしくない方がいます。当院では、目の環境と社会環境・体質が大きくかかわっていると考えます。

目の環境は高血圧や低血圧・糖尿病・虚弱・冷え性から肩・首のコリが強いなど物理的なものも含んで考えます。

社会環境は仕事、家事、学業、パソコンを長時間使う環境、ストレス、睡眠時間が思うように取れない等、社会環境と体質・目の環境は密接に関係しています。

 鍼灸施術は代謝を上げて体質改善により、目の環境を改善し点眼薬の効果が出やすい体質へ、更に付随する各症状(眼圧の安定・見え方・クリア感・白いモヤモヤ?・明るさ暗さ・ピントが合いやすくなる

等)や、悪くなる一方の目の症状を改善させ、緑内障に関わる目の不安からくるストレスを取り除き、社会環境までも改善する好循環をもたらす事を目的にしています。

 鍼灸では、目と肝臓のツボは関係があるとよく言われています。それは肝兪と言うツボの事を指します。肝兪は目だけではなく筋(筋肉)にも効果があると言われています。肝臓のツボ・・と言っています。

なぜ肝臓のツボ?と思いませんか?実は東洋医学を細かく見ていくと西洋医学的にも当てはまる事が多くあります。唯一最大の違いはツボを使用してアプローチをする事です。

例えば顔面部に効果があると言われている合谷と言うツボが手にあります。合谷に鍼を刺すと顔面部の温度の上昇がサーモグラフィーで認められます。顔面部の筋量を考えると、温度が上がると言う事は血流が良くなって温度が上昇したと考えられます。

しかしなぜ、手に鍼を刺して顔面部の血流が上がるのかはよくわかっていません。ではなぜ肝兪穴は、目に効果があるのでしょうか、少し前にNHKのガッテンという番組で、眼底の血流が悪いと緑内障のリスクが高まると放送されていました。

 

眼底の血流が悪い人は、網膜・視神経に栄養や酸素が届きにくくなるため、視神経の耐性が落ちて、正常な眼圧でも視神経の障害が発生し、緑内障のリスクが上がると言われています。

血流が良い=温かい(適正温度)・血流が悪い=冷えに置き換えるとわかりやすいと思います。

 

熱を多く発生するのは、筋肉です。その次に肝臓と続きます。そして肝臓は糖・タンパク質・脂肪を体内で利用しやすい形で貯蔵し必要に応じて供給します。

 

また、脂肪の吸収やコレステロールを排出に関係する胆汁生成・分泌と解毒をしている臓器です。肝臓のツボを使うとは体温を上げる事です(目の周り、眼底も含む)。

栄養の吸収を良くして栄養の豊富な良い状態の血液を供給して目の環境(網膜・視神経等耐性を上げて)を良くすることだと当院は考えています。

 

物理的な障害(筋硬結等)は主に首・肩の筋のコリです。近年VDT症候群など言われていますが、首肩が凝る事による血行障害です。慢性的な首肩の強いコリは、簡単には回復しません。

 

筋肉は自分の長さと形態を持っています。コリは筋肉が短く収縮して硬くなっている状態です。その期間が長いと筋は収縮した状態が正常だと錯覚を起こしてしまいます。よく言うクセです。

 

鍼をしても効果の出にくい人と直ぐに効果が出る人の違いは筋のクセに因るものと考えています。その様な場合は、ストレッチで強制的に筋硬結を改善します。筋の状態に合わせて無理の無い範囲で

首~肩~背中と拮抗筋にも丁寧に施術します。急な負荷や強い負荷はかえって症状を悪化させるばかりか筋断裂の危険もありますので、鍼やお灸と併用して効率よく改善し物理的な血流障害の元を取り除きます。

 
緑内障に対する当院の鍼灸施術は身体を温めて、筋肉、内臓を活動適正温度にして、物理的障害の筋硬結(首肩こり)を改善して、老廃物を積極的に排出し、栄養(酸素も含む)を含んだ良質な血液を網膜・視神経に運ぶことにより、

 

本来持っている抵抗力・回復力・耐性を復活させて、目の補正力を高め、眼圧低下(安定)や弱った視神経を正常な状態(耐性強化)にして、緑内障の進行を防ぐ事と緑内障に付随する様々な症状を改善し、緑内障と診断される前以上に快適な社会生活を送れる様サポートを目的にしています。

 

 

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2024年 スタッフ募集のご案内

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2024年4月1日
4月のお休み案内
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認定薬剤師より

緑内障で悩まれている患者様へ
私が勤務している薬局には、緑内障の
治療でおかかりの患者様が大勢いらっしゃいます。
緑内障は、進行すると視力を失う可能性のある疾患であり、深刻な面持ちで、私ども薬剤師に相談してくる患者様も少なくありません。
 

患者様施術後アンケート

眼科系・心療内科系・神経内科系のアンケート・症例もご覧下さい。
同じ様な悩みを抱えて、鍼灸施術を受けた感想等多くの症例があります。

院長ごあいさつ

大内 民司

緑内障・複視・黄斑変性・眼瞼下垂・けいれん・眼精疲労眼科疾患に付随
する頭痛頭重感、パニックなどを長く扱っている院です。様々な不安をお聞かせ下さい。長年の経験、実績から最善の提案をさせていただきます。

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