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緑内障症例

正常眼圧緑内障

症例報告:緑内障 

 千葉県在住 当時50代 男性 会社員

 主訴:緑内障、視野欠損

 症状:2022年9月に眼科で緑内障と診断を受け、緑内障治療の点眼薬(タプロス)を処方されて経過観察の状態で来院。

眼圧 右目16、左目1921,点眼治療で右目12,左目13まで下がった。

視野検査で右眼はMD値-5 左目は-14VFI右目 89%、左目68%。

パソコン作業が多いため、見えなくなると仕事が出来なくなってしまう。好きなゴルフも眼の調子が悪くなるためできなくなるのではと将来の不安がある。

 

治療方針:目を温灸器で温め、目の周りの緊張を取り、続いて腹部・手足など全身に灸頭鍼を行い、更に温熱灸を腹部や手の要穴に施すことで内臓の動きを良くする。これにより、消化吸収力が上がり排泄解毒作用を改善し身体の調子を整える。

身体の前側と後ろ側の緊張を取る目的で百会、シン会に施灸する。全身の緊張が取れ、リラックスし副交感神経を優位にする。

目を温めて痛みを感じにくくしてから目の周りのツボに施鍼し刺激を与え、更に施灸することで血流改善を図る。

背部は、首肩背中・足の重要なツボ・内臓に関係するツボに施灸、灸頭鍼で温め、筋肉の緊張を取り、内臓の調子を整える。また目に関係する腎肝のツボに施灸する。

最後に背中、首肩の凝り固まった筋肉にストレッチを施し、物理的に筋肉を緩め血流改善を図り、首から上に酸素や栄養を行き渡りやすくし、老廃物や二酸化炭素の排出を促し、目の調子を整える。

 

施術経過:

初回のチェックシートでは、1~10段階で10が最も悪い状態で、目の疲れ(昼から)、非常にまぶしい10、とても暗い10、目の充血7、非常に見えづらい10、かすみ曇りもかなり気になる10、首肩の凝り10、目の重さ7、目の周りのコリ感7、色彩感覚の欠如7、将来の不安10

 初回:令和4年12月2日 鍼灸治療は初めてとのことで、弱い刺激から開始。百会、シン会に施灸。温灸器で温めてから目の周りに鍼とお灸で治療。全身に灸頭鍼、鍼、施灸を行い、最後に背中と首肩にストレッチを施した。

 2回目:12月9日 前回、治療後にだるさが出たとこのと。緊張がほぐれてきている様子。肩が柔らかくなる。睡眠をなるべくとるようにしている。

 3回目:12月21日 肩こりが気になるが、前回治療後は、モヤモヤしていた視界が、1週間後に良く見えるようになり、その後、良く見える状態が継続している。猫背が治った。まぶしさはまだ残っているが、こちらに来る前は曇っていた視界の曇りが無くなった。睡眠はとれている。体調は良い。

 4回目:令和5年1月11日 正月くらいまでは視界の曇りもよかったが、1月7日にゴルフに行ってから、見えづらい。ゴルフのボールを目で追えない。ただ、ピントは合ってきたように思う。

 5回目:1月18日 前回の治療の後から、調子は良い。視界のモヤモヤは取れ、目の圧迫感が無くなり、ピントが合うようになった。明るさ暗さがちょうどよい感じになっている。

 6回目:以前はたばこを吸った後は、視界が暗くなっていたが、それが無くなっている。カーテンを朝一気に開けたら、左目の視界にモヤモヤが出てきて驚いた。目の疲れはない。夜間に3回ほど目が覚めていたのに、最近は夜間中途覚醒が無くなった。

 

7回目:2月17日 仕事が忙しい。2月13日に夜外にでたら、暗がりが見えなかった。

 

8回目:3月10日 かなり状態が良くなっていると感じている。昨日今日と視界のモヤモヤが少し出た。ずっと下痢気味だったがお腹が下らなくなっていて、便が形あるものになってきた。肩こりがだいぶ改善している。曇り空になると見えづらい。ゴルフの練習場では問題なく見えている。再来週2回目の視野検査。

 

以下は初回に書いて頂くチェックシートです。令和4年12月2日と令和5年1月27日を比較すると視界の眩しさ、暗さ、見やすさ、かすみ・曇り、将来の不安が10だったのが、7に下がっています。

9回目:4月27日 眼科の病院を変えて、視野検査を受けたら、前回よりもいい結果が出た。左目はあまり良くなかった。再来週、2回目の視野検査。

ゴルフに行って天気が曇っていたが結構ボールが見えた。前回当院治療後、日中、良く見えて驚いた。

 10回目:3月31日 視野検査でMD値が1419へ、悪くなってしまった。たばこを吸うと急に目の前が暗くなり、目が見えにくくなった。たばこを本気で止めないといけないかもしれない。

 11回目:4月7日 目の見え方は調子よい。4月1日にゴルフへ行ったとき、飛んでいくボールが、よく見えた。

 12回目:4月14日 2週間くらい前に視界の圧迫感があったが、今は解消している。

曇りの日は視界が見えにくい。まぶしい感じはまだあるが、夜見えにくかったのが今は見やすい。

 13回目:4月27日 今まで、おおうち総合鍼灸院では夜に治療してもらっていたが、前回は朝に治療してもらい、どうなるのか楽しみにしていた。治療後に視界が明るく眩しいくらいで物がはっきり見えて驚いた。

 4回目:5月12日 前回の治療の後、左目視界の白いモヤモヤはなくなり調子が良かった。

翌日、今まで通っていた眼科は白内障専門だったので、緑内障専門の眼科に変えた。そこで眼底検査をするために、瞳を開く点眼液を点けたところ非常に眩しくて、それ以来、左

目の視界に白いモヤモヤは出現し取れない状態が続いている。

眼科で緑内障の状態は左目が末期、右眼は中期と言われた。眼圧15。

今回、おおうち総合鍼灸院で治療してもらった時、直ぐに眼鏡を掛けたら視界の白いモヤモヤは消えていた。嬉しい。

タバコを吸うと途端に視野が暗くなることがわかり、タバコをやめようと思う。

 15回目:4月27日 施術後はスッキリ見える感じはあるが、直ぐに元に戻ってしまう。

 16回目:5月26日 前回の施術から2日間くらい見え方はスッキリとして良かったが、その後はまた悪くなってしまった。視界の白いモヤモヤで圧迫感があり(左目)ゴロゴロする。来週眼科に行く。

 17回目:6月9日 前回施術後、帰宅して、緑内障の検査するマス目の線がくっきり見えて驚いた。

よく眠れなかった翌日は目の調子が悪い。眼科で処方されたブリモニジンを点眼すると、とても良く見える。目のゴロゴロ感は目の表面の細かいキズのためらしい。ジクアス点眼液(ドライアイ治療薬)をもらい点眼したら治まった。

自分なりにどうしたら見やすくなるのか研究している。

背中をゴロゴロと緩めると視野が広がる気がする。お風呂で目を温めると視力が良くなる気がする。

 

18回目:6月30 ゴルフに行ったとき、ゴルフボールが良く見えて楽しめる。睡眠をしっかりとると目の調子が良い。首肩コリも気にならない。以前は下痢をすることが多く、電車に乗っていても降りてトイレに駆け込んでいたが、最近、お腹の調子が良く電車を降りる事が無くなった。

 

考察:この方は、2022年12月に来院されて当院の治療を受け、少ずつ目の調子が上がっていたが、3月の検査ではMD値が-14→-19へ悪くなってしまった。

タバコを吸った途端に視界が真っ暗になってしまい、タバコを吸ったのが原因だと考えて

タバコをきっぱりと止めた。

また、眼科を転院したときの視野を広げる点眼液使用後の目の不調があり、一進一退を繰り返しながらも定期的に当院来院され、ご自身でもお風呂では目を温める、首のストレッチを行う、背中の筋肉を緩める等、工夫と努力されて、現在、施術後はかなり視野がはっきりしてモヤモヤもなくなり、目の調子のいい日が多くなってきています。

当初は大好きなゴルフに行って、ゴルフボールが見えないので楽しめないし困ると言っていましたが、最近はゴルフボールが良く見えてゴルフを楽しんでいらっしゃるようです。

また、目の治療目的で当院に通院されていますが、常に軟便気味で電車を降りてトイレに駆け込むことがあったようですが最近はお腹の調子も安定しているという嬉しい報告もいただきました。

まさに当院の目指す、目だけでなく全身を元気にする鍼灸治療の成果を見ることができたと思います。

 

全身に治療を行う事で消化・吸収・排せつ・解毒力を高め、患者様が本来持っている自然治癒力を最大限まで高め、眼圧低下作用と視神経の耐性強化(神経強化)が期待できると思います。また、緑内障に付随する不快な症状(ドライアイ・眼痛・目の周りのツッパリ・ピントが合いにくい・暗い所が見えにくい・視力が減退等)の改善が体感できることでご自身の身体に自信が持てた結果、将来の不安が改善できると思います。

緑内障と診断され、将来に不安をお持ちの方、鍼灸治療は副作用のない安全な治療です。

目だけでなく全身の不調を改善に導きます。

ぜひ、一度当院の治療を試されてはいかがでしょうか?

 

緑内障 正常眼圧緑内障(Normal Tension Glaucoma)

症例報告 :  緑内障 

 茨城県在住 当時43歳  男性  会社員

 主訴:緑内障(正常眼圧)視野欠損

 症状・経過:12年前に左目緑内障の診断を受けた。定期的に眼科に通い眼圧を下げる点眼薬を点けていた。

30代前半は、MD値-2,10年間は変化なし。

38歳で-4。セカンドオピニオンを求めたが、同じ診断を受けた。42歳夏、MD値が-8になってしまい、このまま緑内障の症状が進んでしまったらどうしようかと悩み、当院に来院。

一度だけレーザー治療(SLT)を受けたが、ここ1~2年で以前より悪化してしまった。

 視力 右0.2 左0.1 左目は令和4年9月28日にレーザー治療を受けた。

点眼薬:ミケルナ(カルテオロール+ラタノプロスト)、アイファガン(ブリモニジン)、

ヒアルロン酸(ドライアイ治療薬)

 

 下の眼科チェックシートは初回と5回目の施術が終了した時点で記入していただいております。それぞれの感覚を1~10で決めていただき、1が気にならない、10が非常に気になるで、評価します。

この方の初回と5回目終了後を比較すると、カラー感がない51のはっきりしているに改善。暗く感じる3、頭痛2、頭重感4は全て1の気にならないに改善しました。

その他、眩しさ、充血、ドライアイ、見やすさ、かすみ・曇り、首肩コリ、目の重さ、目の周りのコリ感、将来の不安、それぞれ2~3ずつ改善しております。

また、眼科での視野検査でもMD値が-8.5から-6.5に改善しています。

 

施術

初回:11月11日 目部を温灸器で温め、目の周りのツボに鍼刺激を与え、お灸で熱を入れた。腹部、背部、頸部、手足の要穴に灸頭鍼、点灸し全身の血流を改善し胃腸の働きを整え、消化吸収力、排泄解毒の能力を上げ身体全体を元気(若返り)にすることで、緑内障に伴う眼痛、頭重感、眩しさ、見やすさ等も改善に導く。

頭の百会、シン会に点灸する。最後に頸部と背部にストレッチを施し、緩めて首肩の血流を良くする。

 2回目:12月1日 前回の施術後、2~3日は眼の調子は良かった。施術後のだるさ等は出なかったが、首のストレッチの痛みはあった。3週間は少しスマホを見るのを休んでみた。睡眠については熟睡出来なくて目が覚めてしまう。 熟睡できないのは仕事で夜勤があるせいかも知れない?かれこれ7年勤めている。

 3回目:12月13日 前回施術当日は眼の調子は良くなかったが、その後少し良くなった。

 4回目:12月19日 鼻かぜ気味、ハウスダストにも弱い。昨年秋からずっと鼻炎がある。眼圧1211 胃腸の調子が良い。睡眠も以前よりはなんとなく良い感じがする。

 5回目:12月28日 夜勤明けで少し眠い。鼻炎が改善してきた。眼の調子もいい感じ。

 6回目:令和5年1月10日 体調は落ち着いている。眼圧1312

昨年眼のオペをしてから視野検査の結果が良くなかった。急に悪化した。

 7回目:2月14日 鼻炎でカルボシステイン(痰切り)、ビラノア(花粉症の薬)を服用中。山登りが好きで山によく行く。山登りで鼻炎の症状が悪化、鼻の脇に施灸。眼圧は1213と安定。視野検査では結果が良くなっていると言われた。医師が不思議がっていた。

 8回目:3月11日 枕の高さを低めに調節したら、首肩が少し楽に感じる。

 9回目:3月29日 見え方は変化なし。首肩の凝りはまあまあ良い。睡眠はとれている。鼻炎の症状は落ち着いているが、目のかゆみはある。

 

10回目:4月20日 目の調子は以前よりいい、視界の眩しさは施術後1週間くらいは感じにくいが、2週間経過したころから少しずつ出てくるも、昨年の秋よりは状態は良い。

1月の視野検査では、以前のMD値-8.5→-6.7へ。

症状は改善している。眼科医はなぜMD値が改善したのか不思議がっていたよう。

 

11回目:5月10日 目の調子は施術後、2週間は良いが3週間目くらいから少し下降してくる感じがある。目の疲れや重さは当院に来る前に比べると良くなっている。

眩しさは最近気にならない。角膜の検査もしたが、問題なかった。

 

 

考察:

この患者様は、12年前、左目に緑内障の診断を受け、定期的に眼科で検査をしながら、緑内障治療薬の点眼を続けていたが、ここ1~2年で悪化してしまったとのことで、令和4年9月にレーザー治療をするもかえって症状が悪化してしまいました。(本人の感覚)

まだ40代なのにこのまま緑内障がさらに悪化してしまったら目が見えなくなってしまうのでは?どうしようかと不安になり来院されました。

当初は首肩の筋肉が固まった状態で、灸頭鍼やストレッチで首肩をゆるめ、血流を改善することで、不快だった眩しさ、目の周りのコリ感、見えにくさ、視野検査の結果も改善しています。また、当院は全身治療のため、胃腸の調子が良くなり、睡眠の質も上り、通年、辛く煩わしい鼻炎の症状も比較的軽くなってきました。

治療開始から約2か月(1~2週間の間隔で来院)後の視野検査でMD値が-8.5→-6.7へ改善していて、ご本人もびっくりされていましたが、眼科医がなぜ視野検査の数値が改善したのか不思議がっていたようです。(当院の考えでは、視神経周りの毛細血管が萎縮し目に必要な酸素、栄養が供給できなく機能的障害はあるものの視神経が壊死せず仮死状態で耐えていたところ、血流が改善され、目の回りも含めた環境改善によりMD値改善したものと考えています。)

患者様、ご本人もまだ3週間を過ぎると見えにくい感じがするとのことで、

現在は3週間に一度のペースで通院しておられます。

 

緑内障は進行性疾患で改善は難しいとされていますが、日々、緑内障の患者様を診ていますと、少なくとも緑内障に付随する不快な諸症状、眼痛、目の周りのコリ感、飛蚊症、眩しさ、等の軽減や弱っている視神経は血流の改善で元気にすることができると思います。

また全身に、特に腹部と背部の施術をすることで、消化、吸収、排泄力が高まり、眼の維持、回復に必要な栄養を効果的に体内に取り入れることで、緑内障、緑内障に付随する各症状改善が期待できます。

緑内障と診断されて、将来失明してしまうのではないか、とお悩みの方、鍼灸治療は副作用のない安全な治療です。是非一度、試してみてはいかがでしょうか?

 

正常眼圧緑内障(Normal Tension Glaucoma)

症例報告    緑内障

 茨城県在住 当時64歳  女性 パート職員

 主訴:緑内障(正常眼圧) 視野欠損  

 症状・経過:30代で緑内障診断を受け、点眼治療を継続している。点眼薬は4種類(6成分)を処方されている。

2010年に白内障の手術。最近の眼圧は12~15くらい。右目より左目の方が見えにくく、視界に白いモヤモヤがあり見づらい、眼の焦点が合いづらい。目を使うとドライアイが酷くなり、眼精疲労で目の奥が痛くなる。眼瞼痙攣、眼瞼下垂もある。

薬物治療:ミケルナ(ラタノプロスト+カルテオロール)、コソプト(ドルゾラミド+チモロールマレイン酸)、ブロナック、ヒアレイン(ヒアルロン酸)

 治療方針:目の周りにあるツボに細い鍼で刺激し、温灸器で温めて、さらに施灸する事で血流改善をはかり全身の緊張を和らげる目的で頭部に施灸、お腹や背中の消化吸収力を高めるツボに灸頭鍼、目に関係している腎肝穴等に施灸し手足の重要なツボにも灸頭鍼、刺鍼、物理的な血流障害の筋拘縮をストレッチ施術で、血流改善、酸素や栄養の供給を促し、老廃物の排出を積極的に即していく。

 施術経過:

初回: 令和4年6月14日: 鍼治療は腰痛、肩こりで経験したことはあるが、お灸は初めてとのこと。初回は弱い刺激で治療。

 2回目:6月28日:前回の施術後、目がスッキリして、軽い感じが1週間続いた。2日間はぐっすり眠れて頭がスッキリした。

 3回目:7月5日:前回の施術後だるさは出なかった。目がスッキリして調子が良く、ぱっちりと開き自分でも見た目が違うと感じた。

 4回目:7月13日:目のパッチリ感は持続している。首肩の凝りはまだある。もともと寒暖差に弱く、気温が高い日に冷房の効いた部屋に行くと頭痛がする。

 5回目:7月26日:前回の施術後だるさは出たが、翌日は解消した。目のパッチリ感がいい。快眠、快便、食欲あり。ストレスは以前より感じていない。

 6回目:8月2日:前回だるさは出た。全体的に身体の調子は良い。目の調子が良くなってきて、今まで夜の運転が怖くてできなかったのができるようになった。

 7回目:9月6日:ドライアイが改善され目が楽になった。ドライアイの治療薬のヒアルロン酸点眼液の使用回数が減った。目は更にパッチリしてきた。目の調子が良いからか運転中に眼鏡をかけるのを忘れている。

 8回目:10月4日:オカリナを習っている。最近、楽譜が良く見えるようになって嬉しい。首肩コリも気にならなくなっている。

 9回目:10月19日:首肩の調子はとても良い。ドライアイも気にならない。治療後の調子がいい状態は、2~3週間は維持できる。

 10回目:11月8日: 眼科で視野検査を受けた。結果は、症状は特に悪くなっていなく前回と変わらない結果だったが、今までは視野検査はかなりの緊張とストレスがあったが、鍼灸施術を受けてから気楽に検査を受けることができたと本人。

車の運転が楽、目の疲れなし、ドライアイによる眼痛も最近はない

 11回目:11月22日:嬉しいことがありましたと、いつも行っている美容院で久しぶりに代表にシャンプーをしてもらった時の事。「あら、頭皮が固かったのが柔らかくなっている、何かしたの?」と。

いつも疲れてくると頭皮が突っ張るような感じがあり、頭を自分でぐりぐりやると治まる。最近このツッパリ感がないのは、鍼灸に通っているからだと思いますと。体調はすごく良く、将来の不安もかなり改善され、読書をしていても疲れない。

 

考察:

こちらの患者様は30年以上も緑内障の治療を続けておられ、いつか失明してしまうのではないかという不安を抱えて日々お過ごしのようでした。

また、郊外にお住まいの為、車の運転ができなくなると生活に支障が出てしまう事も心配のようでした。

 眼科の受診時、緑内障の症状が現状維持は難しく下降しているわけではないが安定しているとは言えない微妙な状態と言われ、不安になりホームページで当院を探して来院。

通院に3時間以上かかるとのことですが、月に2~3回のペースで通っていただいております。(状態を診ながら1~2ヶ月に1通院を目指しています)

初回は暗い面持ちに見受けられましたが、1回の施術で目のスッキリ感、目の軽さ、快眠、頭のスッキリ感が実感できて比較的経過は良好で、2回目以降は明るい表情に変わっていきました。

 施術を続けていくうちに笑顔になり、オカリナのレッスンの時に楽譜が良く読めて嬉しかった、運転中に眼鏡をかけるのを忘れているなど、こちらも嬉しくなるエピソードをお話しくださいました。

何より今まで苦痛で仕方なかった視野検査が気楽に受けられた、とおっしゃる患者様の笑顔がとても印象的でした。

 緑内障治療の原則は眼圧下降で、その眼圧下降手段には、薬物、レーザー、手術がありますが、眼圧下降だけでなく、神経保護のためには血流改善が効果的だと当院は考えています。

目の周りだけでなく全身の血流を改善し、血流改善による神経保護作用は鍼灸治療の得意分野と考えています。

全身に鍼灸施術を行う事で消化・吸収・排せつ力を高め、患者様が本来持っている自然治癒力を最大限まで高め、眼圧低下作用と視神経の耐性強化(神経強化)が期待できると思います。また、緑内障に付随する不快な症状(ドライアイ・眼痛・目の周りのツッパリ・ピントが合う・暗い所が良く見える・視力改善等)の改善が体感できた事で、自分の身体に自信が持てた結果、将来の不安が大きく改善できたと思います。

 本症例患者様からも、緑内障で悩んでおられる方に、ぜひ当院を紹介したいと言っていただきました。鍼灸治療院は沢山あって治療方法が違うが、当院は本当に緑内障の方にお勧めだと言っていただきました。

 緑内障と診断を受け、将来に不安をお抱えの方、鍼灸施術は副作用のない安全な施術です。ぜひ一度当院の治療を試されてはいかかでしょうか?

 

正常眼圧緑内障(Normal Tension Glaucoma

今回は緑内障で当院に通院されている患者様の症例報告と考察を書かせていただきます。

 患者:当院初診H28年3月40代 女性 埼玉県住   体温35、4℃~35,6℃

 主訴: 緑内障(正常眼圧)、視野欠損、

モヤモヤとした汚れたメガネを掛けている様な視界、眼瞼下垂、ドライアイ、

 主訴以外の気になる症状:睡眠障害、首肩こり、頭痛、額の違和感、冷え性、生理痛、便秘、眼の充血、何度(4回)コンタクトを作り直しても合わない。

 症状・経緯20代前半で緑内障の可能性があると言われるが、自覚症状もなく、治療もしなかった。30代になりコンタクトレンズを作る際に緑内障と診断を受ける。以後眼科にて継続治療をする。

H22年 手術を勧められるが、手術はせず点眼薬(タブロス、コソプト、アイファガン、グラナテックとドライアイ症状にヒアルロン酸)5種類での継続治療をしていた。

H27年 別の症状で他の医療機関を受診し眼瞼下垂と緑内障の症状進行を指摘される。眼科に通院していたが不安感と他に治療法は無いかとインターネットを見て当院に来院。

 他覚所見 :頸部、背部の硬結が強く、頸部から上の血液等の循環障害が見られ、本人は気が付いていないが顔全体(頭部も含み)がむくんでいる。点眼薬での副作用からくる頭痛、眼の充血もあるが、

頸部の硬結による影響も大きいと考えられる。眼瞼下垂と眼の周り、ほほも正常な血液循環できちんと栄養等が行き届いていない為、眼の周りが痩せ、かさつき、眼が小さく見え、頬が充血している。

手足、腹部も冷たく、胃腸を含めた各臓器が活動適正体温以下になり、本来のパフォーマンスを発揮できていない。

 治療方針 :こちらをクリックしてください。当院の治療以外にも日常生活でのパソコン、スマートフォンの使用時間、休憩、睡眠等の話をしました。

 

治療経過

初回/3月17日・鍼灸施術に抵抗があるとの事で、灸を中心とした施術をした。

 2回目/3月24日・初回施術後、かえって眼の奥がだるい違和感と眼の充血がひどくなった気がする。また微熱を感じて不安を訴え来院、好転反応の話をして納得していただき、本日より本格的な鍼灸施術を開始。

 3回目/3月30日・前回施術後2~3日首肩は軽く、家族より目がスッキリ(ぱっちり)していると言われ本人も自覚をされている。1年位前より1週間に2回位出る頭痛も初診時より出ていない。

 4回目/4月4日・目周りがスッキリし疲れづらくなり、頭痛も出ていない。便秘、は施術前3日に1度が2日に1度と少し改善された。

 5回目/4月12日・顔の赤みが改善されフェイスラインが綺麗に出てきた。施術後2~3日は楽だった首肩が前回より1週間楽になる。頭痛も出ず、眼の充血も改善され白目が綺麗になってきた。眼科を都内の緑内障専門院に変更した。5回目(1クール)が終了し、経過がいいのでしばらくは、1週間1回の通院を続けることにした。

 6回目/4月20日・新しい眼科に転院、特に調子が悪くないので、点眼薬をキサラタンのみにして様子を診る。ドライアイはほとんど気にならなくなった。

 7回目/4月26日・今週は頭痛が出たがすぐにおさまった。体温が少し上がって初回時3日に1回だった便通が毎日になり、初回時訴えていた寝つきの悪さ、途中で起きる、目覚めが早いなどの症状は改善されてきた。

 5月中4回施術:4月より主訴のほとんどが改善されてきて、体温も初診時の35.4~35.6℃から36℃台になり生理痛が改善され、キサラタンのみでも眼圧も安定している。

 6月中4回施術頭痛も出ていない。疲れを感じなくなり体力が上がってきた。以前は駅から20分を歩くのが苦痛で不便でもバスに乗っていたが、症状(失明の)に対する不安がやわらぎ、

身体的、精神的にも元気になり歩けるようになった。今まで4回作り直しても合わなかったコンタクトレンズのピントが合うようになり良く見えるようになった。右眼(末期)常に汚れたメガネを掛けている感じが、きれいなメガネをかけている様な見え方になり指摘されるまで不快感を忘れていた。

中心部以外の白いモヤモヤが消えた。以前は手元の作業ライトが二つ必要だったが、視界が明るくなり一つでも見えるようになった。毎日の日常生活が楽に感じる。

肌がきれいになり赤みが改善、顎のラインがスッキリし眼の周りがふっくらとして若々しく見え、二重もくっきりとキレが出てきて美容効果もかなり出ている。

点眼薬を5種類使用していた手間と時間が省けて嬉しい。自覚、他覚共に各症状が改善されている。更に症状改善、予防と眼を中心とした身体全体のケアの為に現在(令和2年10月)も通院間隔を開けながら通院して頂いています。

 最期に本題の緑内障は鍼灸治療で治る?ですが、治る基準が患者様、施術者により異なります。患者様は完全な回復を希望します。しかし専門医を受診し医学的な限界を説明され一般的な対処療法、予防治療を選択されます。その中で症状が思わしくない、もう少し何とかならないかと言う方が鍼灸治療を選択します。

当院では、「治癒」と言う言葉は使わずに「改善」又は「ケア」と説明しています。※1

今回の症例患者様以外にも緑内障の患者様には多く来院していただいています。症例報告の患者様だけが特別に経過が良いわけではなく、継続施術をされている患者様全ての方が症状の差はありますが改善しています。

緑内障患者様には現状からの最大限の症状改善と先々の症状悪化への不安を軽減し、よりクオリティの高い生活を維持できるようなケアを提供させていただいています。当院の眼を中心とした全身治療で、本症例の患者様と同じ様な症状の改善は可能です。

緑内障の完全治癒は望めません。しかし、各症状の改善により眼科での緑内障診断前(本人の自覚症状出現)の生活に近づくことは可能だと思います。

むしろ身体全体ではかえって調子よく、補正機能が上がり疲労も少なく快適な生活を送れると思います。当院に継続通院されている患者様は各症状の改善にともない、精神的な不安も軽減され充実した生活を取り戻しています。

このブログを最後まで見ていただいている方は、一生この症状と不安に付き合うのか?と気分が重くなると思いますが、発想を変えてみてはいかがでしょうか?例えば髪の毛が伸びるのは病気ではありません。

ほとんどの方が不満を言わずに理容室、美容室に通っています。それが一生続くと嘆く人はいないと思います。その感覚で眼科での治療以外にも鍼灸治療を取り入れてみてはいかがでしょうか?

眼科症状以外にも美容効果や体調維持、パフォーマンス向上が期待でき 仕事、家事、趣味とより充実した生活を送れると思います。

緑内障・失明

緑内障で失明し来院された患者様の症例を検証してみたいと思います。

 東京都在住 女性 主婦 40代前半

 既往歴:糖尿病

 主訴緑内障、緑内障に付随する頭痛、頭重感、目の周りの違和感と強い後頭部痛、首肩の強いこり。

 自覚症状、他覚所見目の周りの違和感、眼圧を下げる手術をしたが失明してしまった。糖尿病、便秘(10日に一度の排

便)の影響と思われる全身のくすんだ肌色、首肩は当院でも珍しい強い硬結があり、両手先と両下肢のシビレ。

 経緯H25年糖尿病で緊急入院、H26年4月末、内科の定期健診に行く途中、自分で運転中左目が見えていなく人身事故を起こしそうになる。この時点でまだ自身の視野欠損に気が付かない。その後、血

圧が180以上に上がり強い頭痛、目の充血があり内科に受診、痛み止めと血圧を下げる薬を処方され、すぐに眼科を受診するようにと指示を受けて眼科受診、眼圧が70を超えていてい入院、眼圧を下げ

る処置をしたが期待した効果が見られず、5月7日左目レーザー手術、5月14日右眼レーザー手術、521日、左目隅角切開手術、528日右目隅角切開手術をしたが、その後両目失明。

H287月に上記の主訴で来院。

 施術方針緑内障。それに付随する不快感で来院されたが、糖尿病の主治医から糖尿の治療補助を鍼灸施術でとアドバイスされていると言われているので、眼の治療と合わせて糖尿病の補助的治療も行う。

HbA1ⅽ(NGSP値)、グルコース、クレアチニン、尿素窒素等が高く定期的に主治医が数字を診ていくとの事。1人では通院が困難なので、家族の予定と合わせて週1回位の通院を勧める。

 施術初日: H28年7月15日:整骨院で腰の鍼は経験しているが、全身の施術は初めてなので刺激の弱い施術で反応を診る。

 2回目:7月23日:前回ダルさ等、好転反応は殆ど気にならない、2~3日は背中が楽だったとの事で通常の施術を開始。

 3回目:7月30日:前回少しダルさが出たが、かえってリラックスし良く寝むれた。目の違和感、特に目の周りが軽い気がして少し驚いたと本人、頭痛も少し楽だった。便秘は変化なし。

 4回目:8月9日:目の周りの嫌な違和感がかなり取れてきた。上下肢のシビレも少しずつ改善している。2日続けて排便があった。

 5回目:8月23日:左目が少し見える気がする?前回施術後2日連続で排便あり、今は10日に1回が一週間に2回に改善。首肩背中はかなり楽になり、上下肢のシビレ、冷え感もかなり改善している。鍼

灸施術以前は就寝中1~2回目を覚ましていたが、今は朝まで良く眠れる。身体が軽く疲れづらくなった気がする。5回1クールを終えて、鍼灸施術が自分にあっていると思うので毎週は通院出来ないが、

なるべく通院したいとの事で施術継続。

 6回目:8月30日:良く寝むれているので体調も良く前回施術後毎日便通があった。

 7回目:9月9日:良く汗をかく様になり、全身のむくみが改善され、顔がスッキリして、くすみが取れ、肌ツヤが良いと周りの人に言われる。便通2日に1回、体温35℃前半から36℃台になる。

 8回目:9月22日:汗と共に尿の出が良くなってきた。便秘も2日に1回と改善した。首肩はかなり改善して気がつけば目の違和感と頭痛、後頭部痛を意識していない。治療院の天井の蛍光灯が横にみえる感じがすると言われ更に、目の前を人が通る時、影が分る感じがする。と本人からのコメントをいただく。

 9回目:10月4日:目の周りの違和感、頭痛、首肩のコリ良く、便通は2日に1回

下肢のシビレが改善してくると冷え等の感覚がかえってわかるようになった。

 10回目:10月12日: 回転すし屋で、お皿の回っているのがわかるようになった。また、犬を飼っていて、今までは身体に犬が触れて初めて抱き上げていたが、最近はうっすらと犬の存在を確認でき、犬が身体に触れなくても、触り、捕まえられるようになったと喜ばれていた。

 11回目:10月24日:施術開始して11回目となり主訴の頭痛頭重感、目の周りの違和感、首肩の強いコリ等は、ほぼ消失し、体温も36℃台になり、便通も2~3日に1回、上下肢のシビレも改善されてきているので、通院間隔を1月に1~3回にして、調子が良くない時は間隔を短くすると話し合う。

 <以後月単位で記載>

11月 3回通院:血液検査で貧血の数値が良くなる。目は特に変化なし。

12月 体調は良く階段を上る時以前より楽に感じる。ケアマネより肌がキレイになっていると言われて嬉しい。腎臓の数字が良くなる!主治医の先生も喜んでいた。

翌年1月以降 月2回前後通院し現在(30年末)も月に1回程度通院中。

 

<考察>

本症例の患者様の主訴は緑内障ですが、担当医師から「鍼灸は良く解らないけど、良くなる患者を診ることもあるので、とりあえず施術を受けてみてはどうか」と勧められて来院されました。視力の回復は難しい事も当然理解されていました。

緑内障に付随する様々な症状が改善され、糖尿病に少しでも効果があればとの事でした。一般的に失った視力は戻らないと言われていますが、視神経が壊死していなければ改善する環境を整える事で(血流

循環改善等)、範囲は限られていますが若干の改善は期待できると多くの緑内障患者に接して感じています。検査には出ないクリア感、明るさ、色彩を感じられ、目の重さ、目の周り、首肩後頚部のコリ等

が改善され、点眼薬等の効果ももちろんありますが、眼圧も安定し症状の進行を防ぎ、鍼灸施術前よりもQOLの向上が見られます。

 また鍼灸施術を受け上記の症状が改善される事により、自分の体力、回復力に自信がつき、緑内障による将来の不安が解消された!とほとんどの方が言われ、緑内障罹患によるマイナス思考からプラス思考

になり、積極的な社会生活に戻って行かれます。ストレスが万病の元といわれますが、緑内障にも当てはまりマイナスのストレス解消効果も併せて期待できると思います。

 本症例の患者様は糖尿病も併発しているので、腎臓に関わるツボにも積極的に施術しました。漢方では目の疾患は肝と関係があると言われていますが、当院では更に腎も関係していると考えて施術にあたっているので、糖尿病の施術との相乗効果があったと考えます。

また、一人での来院が困難であり、H29年中旬位より、なかなか思うような施術スケジュールが取れませんでした。施術間隔をもう少し詰めるとまだ改善の余地があると考えています。

 緑内障の治療をしているけど、不安が取れない、少しずつ症状が悪化している気がする、首肩が凝って辛い等、緑内障に付随する症状で悩んでいる方、他に有効な治療は無いか?と考えている方、一度専門

鍼灸院で施術を体験されてみてはいかがでしょうか?鍼灸治療は副作用が無く、身体に優しい治療です。そして薬の効果を促進させる効果もあります。当院に来院されたほとんどの方が、思っているよりソ

フトな施術だった!もっと早く鍼灸施術を受ければよかった!何より将来の不安がやわらいだ!と言われ前向きに社会生活に戻って行かれています。

 

緑内障の治療(治療補助)に鍼灸施術は浸透していません。鍼灸師からも、本当に緑内障に効果があるのか等の問い合わせがあるのが現状です。しかし、当院に通院されている患者様は施術効果を体感され

緑内障に付随する症状か改善される事により、前向きに社会生活を送られています。鍼灸院にもいろいろありますが、眼科を専門に扱う鍼灸院での鍼灸施術をぜひ一度体験してみて頂けたらと、提案し考察を終わりたいと思います。

 

 

事例のご紹介

千葉県在住 当時30代 女性 パート職員 

 

主訴:緑内障(正常眼圧)、視野欠損

 

症状・経過

2015年 部屋の電気を眩しく感じ、違和感を覚え、眼科を受診したところ、右眼緑内障と診断を受ける。

その後、7年間、緑内障の治療の為に眼科に通って検査をし、処方された点眼薬を点けて経過を観察していたが、2022年1月中旬の視野検査で症状が進行していたため、この世の終わりと色々考えて失明してしまうのではないかと将来に不安を感じ、ネットで検索して来院。

点眼薬治療は、アイファガン(ブリモニジン α2遮断薬)、コソプト(ドルゾラミド+チモロールマレイン酸)、エイベリス(オミデネパグイソプロピル)、グラナテック(リパスジル塩酸塩水和剤 Rhoキナーゼ阻害剤)を処方されております。

 

治療経過  

初回令和4年3月1日 鍼灸治療が初めての為、不安がある様子。弱い刺激で全身を施術。施術当日と翌日の昼までだるさが出たとのこと。

 

3月10日 眼科を受診し眼圧を計ったところ、右目 17、左目 18 ドライアイの症状もあるため、ヒアルロン酸の点眼薬を処方してもらう。朝、緑内障の右眼が開きにくい。

 

3月28日 夕方から夜にかけて、今までは蛍光灯がまぶしかったが、気にならなくなった。

 

4月12日 四六時中、眼の事を考えていたが、それが無くなってきた。まぶしさを感じなくなってきている。

 

4月26日 施術を継続していくうちに、身体が楽になって、気持ちも軽くなり、あまり、くよくよしなくなった気がする。物を見るときのピントが合うようになった。

そういえば最近、運転中に暗さを感じなくなり、緊張せずに普通に運転をしていた。

ドライアイの症状も気にならなくなり、ヒアルロン酸点眼液は点けなくても調子が良い。

 

5月24日 体調は良い。眼科にてOTC検査、視力検査、特に問題なし。

目が開きづらく、意識して開いていた目がいつの間にか自然になり、眼がパッチリ開き見た目も違ってきた。体調もよく、眼の状態も改善し現在、将来の不安のかなり軽減されたとの事で、通院間隔を開けて様子を見ることにした。

 

6月21日 施術間隔を約1ヵ月あけても症状は悪化せず問題なし。背中が軽くなり仕事中もよく動ける。仕事後の疲労感、疲れ目も減った。夜、部屋でのまぶしさが気にならなくなった。朝、開き辛く気になっていた右眼が開くようになった。

 

823日 眼科で視野検査をしたところ、医師から、前回よりも良くなっていると言われて浮かれてはいけないと思いながらも浮かれてしまった。

車の運転をしている時、眼鏡では暗く感じて怖かったのでコンタクトをしていたが、最近は眼鏡でも運転が怖くなくなった。そういえば、夕方の部屋の電気の眩しさも気にならなくなった。物を見る時気になっていたピントも改善され、ドライアイも気にならないので、現在ヒアルロン酸点眼液は使用していない。

 

更に症状が改善し、ご本人の不安もほとんどなくなってきたので、現在2か月に1回のペースで当院に通院加療中。

 

 

考察:緑内障に罹患されている患者様は、視野欠損ばかり気にしていますが、緑内障は、欠損以外の症状もかなりあります。光がまぶしい、暗い所が見えにくい、ピントが合いづらい、眼鏡・コンタクトレンズが合わない、強い眼精疲労、頭痛、頭重感、充血、かすみなどの見えづらさ、眼の周りのコリ感、首肩の強いコリ等多岐にわたります。当院では独自のチェックシートで点数をつけ、施術効果を本人の感覚以外に数字化して施術効果を確認しています。

下のチェックシート左が初診時、右が1クール(5回施術後)です。

本症例の患者様も初診時と1クール(5回施術)後では、数字でも施術効果が見て取れます。10がとても気になる1が気にならない、数字が低くなればそれだけ各症状が改善しています。14項目の中でいくつか紹介したいと思います。

目の疲れ:夕方から辛いが夜までもつようになる。まぶしさ:9から2へ、暗さ:9から2へ、頭痛:6から1へ、何よりも将来の不安(目にかんする)が10から2へと劇的に改善しました。そして嬉しいことに、空欄にメッセージをいただきました。

原文のまま:お世話になっております。こちらのアンケートを記入しながら、「そういえば最近暗さを感じていないな」ドライアイもきになってないな」と改めて気付き、大変うれしく思っております。

そして何よりも、誰にも相談できなかった将来の不安な気持ちを聞いて頂けたことで、不安がとても小さくなりました。ありがとうございます。今後もどうぞよろしくお願い致します。

以上

この患者様は、初回来院時は将来への非常に不安が強いと感じました。

自分が緑内障だということは周りの人には話してない、この人は失明する人だと思われて哀れに思われるのが忍びないとおっしゃっていました。

何回か当院に通っているうちにご自身の感覚が改善されて、少しずつ不安な気持ちが解消され、緊張がとれて笑顔が戻ってきました。

当院の治療だけでなく、日常生活においてもなるべくリラックスすることを心がけ、楽しい刺激、プラスのストレスを意識していくようにアドバイスしました。

 

点眼薬は基本的には5分以上の間隔で点眼します。現在この患者様には点眼薬は4種類処方されており、(合剤もあるので実際は5種類の成分)かなり日常生活においてストレスとなっていると思われます。

できれば点眼薬の減薬を希望されていますが、先ずは緑内障の症状の安定が第一なので頑張って点眼しているとおっしゃっていました。

 眼科疾患は、極端に言えば、加齢による慢性進行疾患と言えます。緑内障や付随する各症状もそれに含まれます。加齢とは、消化、吸収、排せつ、代謝の低下、循環障害を指し、鍼灸施術のもっとも得意とするところです。

当院の施術は、目に関する施術はもちろんしっかり時間を取りますが、身体全体を元気(若返る)にする事も同時に行います。その結果本症例の患者様の症状は改善し、悪くなる一方と考えていた症状が改善したことにより、自分の身体、目に自信が持て、将来の目に関する不安が大きく改善したと思います。

 

当院は、駅からバスに乗り換える環境はとてもいいとは言えません。そんな当院に来院される方は、例外なくとても強い不安、ストレスを感じています。まして、眼科以外の治療を希望し鍼灸治療をこころみる方は、特にその傾向が強く、私達スタッフもその気持ちに寄り添い最善の施術、ケアを日々心がけています。緑内障で一人悩まれて不安の中にいる方、鍼灸は副作用のない安全な施術です。一度鍼灸施術を体感していただけたらと思います。

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2024年4月1日
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認定薬剤師より

緑内障で悩まれている患者様へ
私が勤務している薬局には、緑内障の
治療でおかかりの患者様が大勢いらっしゃいます。
緑内障は、進行すると視力を失う可能性のある疾患であり、深刻な面持ちで、私ども薬剤師に相談してくる患者様も少なくありません。
 

患者様施術後アンケート

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院長ごあいさつ

大内 民司

緑内障・複視・黄斑変性・眼瞼下垂・けいれん・眼精疲労眼科疾患に付随
する頭痛頭重感、パニックなどを長く扱っている院です。様々な不安をお聞かせ下さい。長年の経験、実績から最善の提案をさせていただきます。

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