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複視

物が二つに見える、二重に見えるといった症状を「複視」といいます。

二重に見えることによって遠近の調節や、段差の目測を誤ったりして転倒し骨折や捻挫をするなど私生活にも支障をきたす症

状で、斜位また外傷性障害、顔面部帯状疱疹、循環障害、過労、ストレス,慢性的な疲労、長時間のVDT作業、睡眠障害

などが原因で起こる場合もあります。 付随して、頚部や肩のこり、頭痛、吐き気、全身倦怠感など全身症状がみられたり、症状が長く続いた状態になってしまうとうつや不眠につながる恐れもあります。 複

視は病的ではなく一時的に目の使い過ぎなどで発症し、自然と治る場合もありますが、急激な悪化や長引くようであれば、脳、神経系等に重篤な疾患が隠れている可能性もあるので、鍼灸施術を受ける前に専門の医療機関を受診されて、腫瘍、動脈瘤等の心配が無い状態で鍼灸施術を受けて下さい。

複視の種類


①単眼複視
片目で見た時に二重に見える状態で、水晶体脱臼や白内障初期、角膜損傷や乱視などによって起こる。

②両眼複視
最もみられるのは片目で見た時には正常で両目で見た時に物が二重見える状態。 眼球を動かす6個の眼筋

のうち、1個または数個の眼筋が筋力低下や麻痺によって、目が麻痺筋の働くべき方向と反対に働いてし

まい、患眼で認識した物が実際の位置よりは麻痺筋の働くべき方向に偏った位置に見えるため二つに感じる。


 

眼筋の種類


①上直筋(SR)  ②下直筋(iR)  ③外側直筋(LR)

④内側直筋(MR) ⑤上斜筋(SO)  ⑥下斜筋(iO)

眼球の向きを変える運動(眼球運動)は、どれか1つの筋肉が単独で収縮するのではなく、 上記の6つある筋肉が協調し眼球運動が可

能になります。 また、6つの筋肉はいずれも眼動脈によって栄養されているため、複視など眼筋に問題が起こっている場合には目の血流も低下しています。


当院の複視に対する鍼灸治療

眼科系疾患で当院を受診される方は、皆様眼科専門医を受診されていますが、専門医も複視の予防・改善には食事改善・サプリメント・ストレスを溜めないなどを指導されています。しかし、患者様として

は、他にも何か治療はできないのかと鍼灸治療を選択されます。 当院では目の周囲に鍼やお灸をして温めることにより血流改善を図ります。 また当院の鍼灸治療は目の疾患でも全身の疲労や自律神経の乱れ

などが関係していると考えており、目だけにとらわれず身体全体を治療し、本来もつ自然治癒力を最大限に引き出し症状の改善、予防効果を高めます。 複視では、焦点が合わない事によってストレスを感

じ、それが眼精疲労などの原因になる場合もあり、症状の悪循環に陥りやすくなります。またそういったストレスによる目周囲の筋肉の緊張は、頸部のコリや張りの原因となる場合が多く、それらを解消す

るために、顔面部・頸部・腹部・腕・足・背中への鍼灸治療やストレッチなどを組み合わせて行っています。


複視の症例

千葉県 20代 女性 団体職員

主訴・症状:複視・急激な視力低下・頭痛・頸部のコリ・不眠

症状・経緯:仕事柄デスクワークが多く日常的に眼精疲労を感じており、1年前0.8が今年0,4以下と急激な視力低下、かすみ目や物が二重に見えるなどの複視症状や眼球が左に引っ張られている感じがあり、仕事に集中でき

なく、頭痛も辛く目の症状(複視)が不安で睡眠障害もある。 眼科専門医では間欠性外斜位の診断をされ、眼精疲労も原因と言われる。また、プリズムメガネを薦められたが年齢的にもまだしたくないとの事で当院に来院。

当院の治療方針:この患者さんは、全身の緊張が強く、交感神経と副交感神経のバランスが崩れ、交感神経優位に働いており、目にも悪影響を与えている一つの原因と考え、眼科鍼灸にプラスして、全身治療を行いました。お話

を伺うとお仕事の他に大学院にも通っており深夜までレポート作業などがありとても忙しく、睡眠時間も不足しているとのことでした。 睡眠時間が不足していると、身体の自然治癒力を高める鍼灸施術の効

果が効率よく発揮できないので、睡眠不足も含め日々の生活習慣の改善を促しました。


症状経過

◆1回目: H28年7月19日 治療後、目が少しすっきりしたと感じ、眼球が引っ張られる感じやわらぐ

◆2回目: 7月31日 7月19日施術後は久しぶりに良く眠れた。目の調子、頭痛はかなり楽になり、 引っ張られる様な違和感は1回目の施術以後出ていない。物が二重に見える頻度が減りその症状も鍼灸施術以前より軽減している。
◆3回目: 8月14日 頭痛は殆ど気にならなくなり、複視の症状も殆どきにならなくなり、目の疲れも改善され小さな字も明るくスッキリ見える感じがする。
◆4回目: H29年10月16日 前回施術より約14ヶ月空いて来院。H28年8月の鍼灸施術以後当初訴えていた複視の症状は消失し、調子がよかったが、最近仕事量が増え睡眠時間が思うように取れず、頭痛が強く出るよう
になり当院を思い出して来院されたとの事。

◆5回目以後: 1ヶ月に1~2回通院され、体調も良くH30年4月より海外勤務の為通院終了 
考察
本症例の患者様はパソコン作業が多く、特にH28初頭より仕事量が増え、同時に大学院でのレポート等が重なり30~40分パソコンを見るだけで、複視症状悪化と頭痛が出てきてしまい、本当に困って

います。なるべく早く施術を受けたいと慌てて来院されました。 当院鍼灸施術での症状改善経過は、最初は複視の症状よりも首肩こりや頭痛頭重が楽になりその後に複視症状が改善されますが、この患者様は

複視・急激な視力低下・頭痛・頸部のコリ・不眠が一気に改善しました。元々体力があり、生活習慣を積極的に改善した事も有り3回の施術で急激に回復し複視の症状は以後出ていません。しかし、斜位が

あるので、過労やストレスを受けると複視の症状がまた出てしまう可能性があります。いきなり複視の症状が出るのではなく、首肩のこり、頭痛、頭重感、眼精疲労を感じたら少しペースを落とすようアド

バイスをさせて頂きました。

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2025年 スタッフ募集のご案内

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2024年10月1日
10月のお休み案内
6日・20日の日曜日と14日スポーツの日はお休みです。

13日・27日の日曜日の受付開始時間は、朝9:50~となります

認定薬剤師より

緑内障で悩まれている患者様へ
私が勤務している薬局には、緑内障の
治療でおかかりの患者様が大勢いらっしゃいます。
緑内障は、進行すると視力を失う可能性のある疾患であり、深刻な面持ちで、私ども薬剤師に相談してくる患者様も少なくありません。
 

患者様施術後アンケート

眼科系・心療内科系・神経内科系のアンケート・症例もご覧下さい。
同じ様な悩みを抱えて、鍼灸施術を受けた感想等多くの症例があります。

院長ごあいさつ

大内 民司

緑内障・複視・黄斑変性・眼瞼下垂・けいれん・眼精疲労眼科疾患に付随
する頭痛頭重感、パニックなどを長く扱っている院です。様々な不安をお聞かせ下さい。長年の経験、実績から最善の提案をさせていただきます。

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